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GDPは速報値に注目する

 FXのトレードでGDPを投資判断に生かすためには、 GDPの発表スケジュールを把握しておく必要があります。

GDPには実質GDPと名目GDPがありますが、それぞれのGDPにはさらに3つの数値が存在しています。

その3つの数値とは、速報値、改定値、確報値です。その中で最も市場関係者から注目されているのが速報値です。

世界で最も注目度が高いアメリカのGDPの発表スケジュールを例にとると、 GDP推計の中で1番最初に発表されるのが速報値です。

速報値は、発表された後に修正される可能性が高い数値ですが、その期間の経済動向をいち早く知ることができるので、市場関係者に最も注目されています。

次に注目されるのが確報値です。確報値は最終的に発表されるGDPの数値です。

速報値と比べてどのくらい上下幅があるのかといったことや、予想値と比べてどのくらいの差があったのかとういうことなどが注目されることになりますが、最も為替に影響を与えやすいのが前期分の修正です。

必ず発表されるものでは無いのですが、発表日にはその点に関して注意しておく必要があります。

速報値と確報値の間に発表される改定値は、中間報告という感じの数値ですが、速報値と比べて大きな数値の差がない場合には、特に為替市場において材料視される事はあまりありません。


 GDPは市場で最も注目される経済指標なので、発表前に金融機関の予想やロイターなどのニュースによる予想など、いろいろなGDPの予想値が出てきます。

このような、各機関が予想した数値の平均値が、発表されるGDPの目安になることもあります。

他の経済指標と同じように、予想値は事前に為替市場の値に織り込まれているので、実際に発表されたGDPの数値が予想値とほとんど変わらなかった場合には、発表後に為替市場の値が大きく変動することはありません。

しかし、為替市場が持ち合い相場になっているときには、予想通りの良い数値が発表後に確認されると、少し遅れて買い材料として判断され、相場が上がることがあります。

またその逆の場合も起こることがあります。

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GDP(国内総生産)は国内の経済成長を確認することができる経済指標

 FXだけでなく、すべての金融投資で最も重要な経済指標はGDP(国内総生産)です。

GDPは、その国の経済規模を示しているだけではなく、経済規模の変化率を出すことによって、今後の経済成長率を予測します。

GDPはその年に国内で生産された物やサービスを合計したもので、このなかには国内企業が海外で生産したものは含まれておらず、逆に外国企業であっても日本国内で生産しているものはすべてGDPに含まれています。

つまり、GDPが示しているのは、その国が国内でどのくらいい経済活動を行っているかということです。

そして、 GDPは国際連合によって定められ SNA(system of natural accounts )というマニュアルに基づいて、参考となる経済指標から推計され、算出された数字が発表されています。

世界各国が共通の基準に基づいて算出している数値であるので、他国間の比較が行いやすいというメリットもあります。


 GDPにはいろいろな種類がありますが、その中で特に重要なものが3つあります。それは実質GDP、経済成長率、名目GDPです。

GDPを算出するには、生産された物やサービスを合計して算出するため、物価の変動によってその数値が大きく変動します。

普段消費者として物を買ってていると、物価の変動というのを常に感じることができるのですが、企業にとっても原材料を仕入れて、商品を販売するまでの間に、原材料の価格や商品の価格を意識することになります。

 そして、この物価変動による影響を除いて推計されたGDPが実質GDPです。  

 その国の経済の規模が1年の間にどのくらい拡大しているかを推測する尺度になるものが、経済成長率と言われるもので、 GDPの伸び率を表しています

資本や労働力などの生産に関する要素から国の供給能力を示したもので、数値化する期間は国によって異なっていて、四半期ごとに発表している国や、毎月発表している国があります。

 また、物価変動を含めて算出されたものを名目GDPと呼んでいます。

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