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買いから入るか売りから入るかを考える

 まず取引を行う通貨ペアを決めて、次にその通貨ペアを買うべきか、売るべきかということを選択しなくてはいけません。

株式投資などとは違って、買いからも売りからも、どちらからでも入ることができるというのが外国為替証拠金取引の大きな徴の1つです。

相場というものは、上がるか下がるかのどちらかしかないわけですが、色々な状況の変化によって地合いが変わっていく中で、売りから、あるいは買いからにこだわらず、事前に予想していた方針に沿って、取引を行っていくことが重要です。

外貨預金では、円安になっていなければ利益を上げることが難しかったのですが、外国為替証拠金取引では、円高であっても大きな利益を上げることができます。

例えば、 1ドル80円を割るような円高局面があったとして、外貨預金では損失が拡大するような場面でも、外国為替証拠金取引であれば、ドルを売りから入り、ポジションを持つことによって大きな利益を上げる機会があります。

ただし、この時ひとつ注意しなければいけないのが、スワップポイントです。

取引した通貨の金利差によって生ずるスワップポイントは、高金利通貨を売って低金利通貨を買うというポジションを持ち続けると、金利差分のコストを払い続けなければいけなくなってしまいます。

値動きによる損益比べると、スワップポイントによる損益は小さくなりますので、数日間のような短期の売買では、意識する必要は全くないんですが、数ヶ月、あるいは1年といった長期的にポジションを持ち続ける場合には、取引全体の損益に非常に、大きな影響を及ぼすことになります。

短期的なトレードの場合は、スワップのポイントは殆ど無視して、事前の予想に従った取引、取引時間が長くなればなるほどスワップポイントを意識する割合を増やしていき、長期的なトレードの場合には、スワップポイントを支払う側のポジションを持った場合のコストがあることを覚悟の上で、取引を行う必要があります。

もちろん、為替の1年間の値動きそのものは、だいたい10円以上あることが普通です。ですから円高が進んでいるときには、コストを支払ったとしても十分に利益を得ることができます。

つまり、為替の値動きによるキャピタルゲインを重視して、スワップポイントは少し頭の中に留めておくという程度で良いかと思います。

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