ファンダメンタルズという言葉は、投資を始めたばかりの人であっても何度か聞いたことがあるという方も多いでしょう。
なんとなくわかっていても実はあまりよくわかっていないという感じの方もいらっしゃるかと思いますが、ファンダメンタルズというと、代表的なものが経済指標です。
経済指標の主なものには、雇用統計、GDP 、インフレ率といったようなものがあります。
他にもいろいろな経済指標がありますが、それらは数字として具体的に表されます。
その数字を見ることによって、今後の経済がどのように変化していくかを考えて、FXのトレードに生かしていくことが重要です。
例えば、ある国で雇用者数が増加したり、自動車の販売台数が増加してきたというような指標が出ることによって、その国の経済が発展してきていると、金融市場の関係者が考えることによって、その国に投資するマネーが流入することになります。
このようにして経済が順調に発展していくことによって、その国の通貨も強くなっていくと考えることができます。
このように、経済について論理的に考えて行くことがファンダメンタルズ分析だといえます。
ファンダメンタルズというのは、経済指標だけではありません。ファンダメンタルズには経済指標だけでなく世界各国の為替以外の商品市場や先物市場などの市場動向や、金利や中央銀行の市場介入などの金融政策や、季節的要因やイベントに関連した要因などのアノマリーも含まれています。
つまり、チャートを使って分析するテクニカル分析以外の分析のほとんどが、ファンダメンタルズ分析といっても過言ではありません。
さらに、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析ではトレードへの活かし方に違いがあります。
テクニカル分析の場合は、買いサインや売りサインが機械的に出てくるような感じになりますが、ファンダメンタルズ分析の場合には、同じようなニュースが出てもその度ごとにマーケットに与える反応が異なっているというケースが頻繁に起こります。
どんなニュースにどんな数字が出たら為替市場は上昇するといったような具体的な判断基準がないので、ファンダメンタルズ分析をトレードに活かすには難しい側面もあります。
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