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FXトレードで自分に合ったリスクの許容範囲を決める

 マネーマネージメントでもう一つ大事なのは、自分自身のリスクの許容範囲をきちんと把握しておく必要があるということです。

リスクの許容範囲については、資金面と心理面の2つの面で考えることになります。

FXのトレードについては、生活に影響を及ぼすことがない資金でトレードすることが最も理想的ですが、現実的には難しいと思います。

しかし、そうは言っても、損失が出て生活に影響を及ぼすような状態でトレードしていては、落ち着いて相場状況を判断してトレードすることはできません。

ですから基本的には余剰資金の範囲内でトレードを行うべきだといえます。

また、資金量とは全く関係のないところでの許容範囲についても投資家によって個人差があります。

FXに限ったことではありませんが、トレードをしている人に割と多いのが、損失を出すトレードが全く受け入れられない人です。

投資を続けていくと、損失を全く出さずにトレードを行っていくということはありえないので、このような損失を全く受け入れることができない人には、 FXのようなハイリスクハイリターンな投資は向いていないといえます。

損失を出すトレードを絶対に出したくないという人は少ないとしても、トレードをしている人たちの中には、損失を出すトレードに全く耐性のないタイプと、ある程度の割合で損失を出すトレードに抵抗のないタイプに大きく分かれると思います。

この、タイプの違いによって選択するトレードの手法も変わってきます。

例えば、トレードをするときに、為替のトレンドに乗ってトレードを行う順張りと、相場のトレンドが変化することを予測してトレンドに逆らってトレードを行う逆張りという2つのトレード手法がありますが、リスクの許容範囲が狭い投資家の場合には、逆張りでトレードを行う手法はかなり難しくなってきます。

逆張りは、相場が反転することを事前に予測して、次にトレンドが変化したときにその変化の初めから利益を取りに行こうとするために、本来のトレンドに逆らってポジションをとっているので、そのトレンドが反転するまでの間は、ほとんどのケースで含み損が出ることになるからです。

また、投資期間の違いによっても、リスクの許容範囲の違いは重要になってきます。

短期的なトレードの場合は、トレンドにうまく乗ることによって、ほとんど含み損を抱えることなく目標の利益水準にまで到達する可能性がありますが、長期的なトレードの場合には、期間が長いだけに、目標とする利幅が大きくなるので、その間の相場の変動によって、大きめな含み損が出る事を考慮しておく必要があります。

このように、自分自身の投資資金や性格についてしっかりと把握して、リスクの許容範囲についてしっかりと理解した上で、そのリスクの許容範囲に合わせたトレード手法を選ぶ必要があります。

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