2003年頃から2007年頃までは円安だったので、外貨を買って円を売っていれば利益を上げることができたので、外貨投資に人気が集中していました。
円安の頃には中長期的なスタンスでトレードをすることが主流になっていて、円高になると外貨を買って円を売るという取引をしながら、複数年かけて保有し、為替差益とスワップポイントの両方で利益を上げていくという投資家が多く存在していました。
しかし、それ以降ではトレードのスタイルが大きく変わりました。今では5 pipsや10 pipsという細かい利益を狙って数分から数十分程度でトレードを終了させるスキャルピングが主流になってきています。
2008年にリーマンショックが起きてからは、中長期で保有することが大きなリスクになると考えられるようになってきました。
ポジションを長く持たずに、保有している時間をできるだけ短くして、小さな利益を少しずつ積み重ねていくことによって利益を積み上げていくというトレードが主流になりました。
また、リーマンショック以降は、株式市場が大きな打撃を受けてしまったので、それまで株式市場を中心にトレードしていたベテランの投資家たちも、FXのトレードに移行する人が増えてきました。
そのため、FXのトレードのレベルもどんどん上がってきているといえます。
そして、同時にマーケットの動きが予測しにくいものになってきています。
そのような難しい相場環境の中で、相場の動きがファンダメンタルズによって変化していく傾向が高まってきています。
このような状況になると、テクニカル分析を使ってチャートを分析していても、ファンダメンタルズによって急激にテクニカルを無視した動きになります。
つまり、FXのトレードをする投資家に必要なのはファンダメンタルズの知識や、その分析力をつけることです。
円高から円安の相場になってきて、トレードのスタイルも変わってきているので、ファンダメンタルズの知識を得て、勝てる投資家になっていきましょう。
FXでトレードする場合には、そのトレードする国の経済が上向きなのか下向きなのか、あるいは持ち合い状態であるのかということによって、トレードの方針も変わってきます。
これからトレードしようとしている通貨を発行している国の経済が上向きなら、買いを中心にトレードをすることになります。
そして一時的に行き過ぎた場面があったときには、短期的に売りから入るようにします。
経済の動きを把握することができていれば、一時的に売りから入っていたとしても、それを長く持ちすぎて含み損が増えていくというようなミスを犯す確率が少なくなります。
このように、トレードをする国の経済の動きを把握することによって、為替のトレンドを掴んでいるときには、常にそのトレンドに変化が出てきていないかということを確認しておく必要があります。
そのためには、いろいろな指標の数値について、最新のものから過去のものまでを比較することによって、現在までにどのように変化しているかを確認することが重要です。
トレンドの変化をつかむためには、経済指標だけでなく要人発言なども注意して見ておく必要があります。
要人発言についてはマスコミが反応していろいろな切り口で取り上げることがありますので、そのようなときにはトレンドが変わるかもしれないということを注意して見ておく必要があります。
そして、それがきっかけでトレンドが変化し出したときには、買いよりも売りの比率を高くすることによって、その変化に対応します。
また、世界各国の中央銀行が利上げを行うようになれば、そのような国には投資資金が流入していきます。
個人消費が変化したり、CPIの動きによって、金利も変化していくことになりますので、お金の流れをつかむためにも、経済指標を読むことができるようになっていきましょう。
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